米国市場はポルトガル大手金融機関の経営不安を嫌気してダウ平均が反落した。日々ズルズルと値下がりする東京市場だが、欧米の株安に足を引っ張られ、日経平均は約2年8カ月ぶりの5連敗に。取引時間中は年金買いの思惑などで下げ渋る場面が目立つが、結局は上値を買う力はなく1週間ほど下げ続けている。
チャート上では25日移動平均線(1万5217円)を5月以降の上昇局面で初めて割り込み、全体的な買い一巡感はより明確となった。欧米発のリスク回避の動きのため、外国人投資家の買いも目先は縮小しそう。日経平均は1万5000~5500円のレンジに当面は終始しそうだ。