来週はまたイベントが目白押しの1週間である。まず4日(火)には米中間選挙だ。エボラ出血熱などの出来事に押されやや盛り上がりに欠ける印象はあるが、限定的ではあっても相場へ及ぼす影響が考えられるだけに傍観はできない。次に6日(木)ECB(欧州中央銀行)政策金利の発表及びドラギ総裁の記者会見。日銀が金融緩和を実施し、ECBにも市場からの追加緩和圧力がこれまで以上に高まる今、ドラギ総裁の次の一手に注目が集まる。最後に7日(金)には米国雇用統計だ。良好な数字が織り込まれつつあり仮に市場予想を下回ればどの程度まで下げるのか、勿論、逆もまた然りであり発表内容及び動向には注視したいところ。尚、国内においては目先のイベントに乏しい感はする。強いて挙げるなら6日(木)の9月の景気動向指数か。それ以上に今は追加緩和による影響が注目を集めるだろう。