株式市場では新規に上場する企業が増えている。12月だけで28社となる見通しであり、月間では過去の新規株式公開ブームに匹敵する多さだ。その業種は多彩であり、法律相談ウェブサイトを運営する弁護士ドットコムや、クラウドソーシングサービスのクラウドワークス、スマートフォン向けゲームのgumi等、実に様々である。相場が活況を呈したことで、需給面での不安が比較的少ない状態で資金を調達できるとの期待が強まったことが背景にあるようだ。
IPO(新規株式公開株)銘柄は特に個人投資家に根強い人気があり、10月上場のリクルートホールディングス以降、8銘柄連続で初値が公開価格を上回っている。市場の資金を一気に吸い上げるような大型上場の予定はないが、上場ゴールとならず人気を集め続けたり、最近上場した銘柄が再び注目を集めるか注目していきたい。