本日の日経平均株価は17円高と4日続伸。5日に国民投票を控えるギリシャ情勢の先行き不透明感や、週末要因などから前場は利益確定売り優勢。ただ、後場入り後は日銀によるETF買いへの思惑からか買いが先行、その後も根強い買いが続き後場後半にはプラス圏に浮上する展開となった。業種別では、証券、精密機械、その他金融業などが値上がり上位に。一方、鉱業、繊維製品、保険業などが値下がり上位となった。
個別では、【8411 】みずほFG、【8306 】三菱UFJ、【8316】三井住友などの銀行株や【6954】ファナック、【7751】キヤノンなどの値がさ株の一角が上昇し、指数を牽引。前日発表された第1四半期が大幅営業増益を好感された【2290】米九や6月の既存店売上高を好感された【7606】ユナイテッドアローズなどが大幅高となった。また、後場からは【2438】アスカネット、【9878】セキド、【8894】原弘産など。中小型株の上昇も目立っていた。
来週は5日に控えるギリシャ国民投票を結果を受け後の流れとはなるほか、週末にオプションSQを控えボラティリティは高まる可能性はある。ただ、今週はギリシャ懸念から急落もしっかり値を戻し、その後底堅く推移。個人の物色の意欲は衰えておらず。押し目があれば買いも入りやすいと想定され引き続き底堅く推移する可能性が濃厚だ。