前場の日経平均株価は2円高と続伸。前日の米市場では4~6月期GDP速報値での成長回復や失業保険申請件数の予想より減少したことを受け年内の利上げ観測が強まり小幅な下落。日経平均は決め手となる材料に乏しく、週末要因などを意識され相場全体の方向感が定まらず。前日終値を挟んでこう着感の強い相場展開となっている。
個別では、市場予想を上回る決算、並びに、高水準の自社株買い発表が好感された【4901】富士フイルムが大幅続伸。また、15年4-6月期(第1四半期)決算を好感から【2340】極楽湯が一時ストップ高の上昇、同じく15年4-6月期(第1四半期)決算から【3689】イグニスが大幅反発となっている。一方、第1四半期決算、前年同期比0.9%減収、8.8%営業減益となったことが嫌気され【4661】オリエンタルランドが大幅続落。
後場も週末要因を控え、4~6月期決算で好調な企業中心の物色。後場もこの流れが継続する可能性が高そうだ。