前場の日経平均株価は257円高と4日ぶり反発。前日の欧米株高を好感し、買い先行スタート。一時は386円高となったものの、一巡後はECB理事会や20カ国・地域（G20）財務相・中央銀行総裁会議、米雇用統計など重要イベントを見極めたいとの動きから前引けにかけては利益確定売りに押され伸び悩んだ。
個別では、スマートフォンやタブレットなどのサイバーセキュリティ対策ソリューションとして世界初となるモバイルIDSを発表した【9424】日本通信がストップ高。その流れを受けてか【9425】日本テレホンもストップ高となったほか、郵政上場関連の【2321】ソフトフロント、マイナンバー関連の【3753】フライトホールディングスなどもした。また、クレディ・スイスでは投資判断「アウトパフォーム」を継続で、目標株価を4000円から5000円に引き上げから【5726】大阪チタニウムテクノロジーズ、8月のLEDバックライトの売上高が214億円、前月比95％の大幅増加となったことを好感された【6479】ミネベアなども買われた。
中国市場が休場となっていることも投資家心理に安心感をもたらし大幅反発。重要イベントを控えてはいるが後場も底堅く推移する可能性が高そうだ。ただ、先物動向は常に注視。売り仕掛けなどの動きには臨機応変に対応したい。
