本日の日経平均株価は149円高と3日続伸。後場の日経平均は安倍晋三首相が「必要なものは補正予算による対応を検討」と発言したほか、黒田東彦日銀総裁の講演内容が伝わり先物主導で上げ幅を拡大。引けにかけては週末要因、今晩控える雇用統計を前にやや上値は重くなったものの高値圏での推移となった。業種別では、建設業、ガラス土石製品、電気・ガス業、小売業などが上昇率上位に。一方、パルプ・紙、鉱業、石油石炭製品、ゴム製品などが下落率上位となった。
個別では、15年9月期業績の上方修正を発表した【3814】アルファクス・フード・システムがストップ高。AKBのゲーム思惑があり直近急騰、前日大幅安の【6176】ブランジスタが後場急伸、一時ストップ高の大幅反発。また、本日控えていた決算への期待からか【6495】宮入バルブ製作所。短期資金流入か！？【9836】リーバイ・ストラウス ジャパンなどの上昇も目立った。
週明けは今晩控える米雇用統計の結果を受けての動きとなるが、郵政上場からの市場マインド好転。上値の抵抗線として意識されていた19,200円突破からのテクニカル指標の好転なども追い風に年末へ向け株高期待は継続。来週は郵政3社も徐々に落ち着き、他銘柄への循環物色への波も広がるかと思われる。
