前場の日経平均株価は312円高と反発。パリ同時テロの影響が懸念された欧米市場がしっかりした動きとなったことから安心感が広がり朝方から買い先行。一巡後は高値圏でのもみ合い、前場引けにかけ強含む展開。日経平均は19,700円台乗せとなった。業種別では、33業種全てが上昇し、鉄鋼、鉱業、石油石炭製品、非鉄金属などが値上がり率上位に。
個別では、【2483】翻訳センター、警備関連の【4664】RSC、ヒト肝細胞培養プレート発売を発表した引き続き材料視された【4970】東洋合成工業などがストップ高。ゴールドマン・サックス証券では投資判断「買い」を継続で、コンビクション・リストに新規採用、目標株価を3000円から3300円に引き上げた【7261】マツダ。11時に子会社Rappaとヴィストンが生活密着型パーソナルロボット「Kibiro」を開発したと発表、買い材料視され【2158】UBICなどが上昇。その他、【9417】スマートバリュー、【6094】フリークアウト、【5162】朝日ラバーなどが値上がり率上位に。
同時テロの影響は限定的となり日経平均は反発。ただ、ここから更に一段高はやや厳しいか!?明日、明後日に日銀会合。まずはこの行方に注目したい。下値は追加緩和期待への思惑もあり堅いと思われるも、上値を追うにもやや材料不足。日銀会合の結果が判明するまでは目先短期値幅取りが無難そうだ。