本日の日経平均株価は183円高と4日ぶり大幅反発。前日米株高、円安を背景に朝方から買い先行。後場には週末要因からのポジション調整、来週控えるFOMCを前にこれを見極めたいとの動きもあり上値は重くやや上げ幅を縮小して本日の取引を終えた。業種別では、医薬品、倉庫運輸関連、鉄鋼、 電気機器などが値上がり率上位に。一方、水産・農林業、保険業、その他製品、銀行業などが値下がり率上位となった。
個別では、前場から大幅上昇の民泊関連、【8889】アパマンショップが後場寄りから急伸ストップ高となったほか、前日鹿児島大学と共同研究契約を締結を発表した【6264】マルマエは連日のストップ高に。また、海外ベーカリーレストランとライセンス契約好感の【3069】アスラポート・ダイニング、中小型バイオ関連株、【4565】そーせいグループ、【4585】UMNファーマ、【4592】サンバイオなども高かった。その他、【4667】アイサンテクノロジー、【2317】システナなどが連日の年初来高値更新。一方、前日決算を嫌気された【3903】gumi、【7825】ダンロップスポーツなどが大幅安となった。
日経平均は前日の予想通りSQが相場の転換点となった可能性が高い。来週はFOMCを控え週前半は様子見ムードが強まる可能性、イベント通過後は一旦大きく動きもありそうだが、その後に日銀会合を控えてることを考えるとそこまで押すとは考え難いと見る。年末株高への期待は継続だが、週前半は引き続き中小型株メイン。今週賑わったバイオ関連や、日替わりで急騰、急落を繰り返す中小型株中心の短期売買が無難なところかと思う。