前場の日経平均株価は23円安と小幅に3日続落。寄り付きこそは前日の米株高を背景に買い先行スタートもすぐさま失速し、マイナス転換。明日が祝日なほか、クリスマス休暇などの影響からか積極的な売買は手控え模様。売り一巡後の日経平均は18,800円台でのもみ合い方向感に欠ける展開となっている。業種別では、空運業、陸運業、建設業、水産・農林業などが値上がり率上位に。一方、パルプ・紙、その他製品、不動産業、電気機器などが値下がり率上位となっている。
個別では、自律学習型のIT運用管理自動化ソリューションを提供する米IPsoft社と、同社製品の日本市場への展開における協業を開始したと発表した【6088】シグマクシスがストップ高。前日に【6479】ミネベアとの経営統合を発表した【6767】ミツミ電機が大幅上昇したほか、ビットコインサービス「ビットバンクウォレット」等を提供するビットバンクへ追加出資し、業務提携すると発表した【3696】セレスが一時ストップ高を付けた。また、【8462】フューチャーベンチャーキャピタルが3日ぶりに反発したほか、【6176】ブランジスタ、【6177】AppBankなども買い優勢に。一方、16年3月期連結が5500億円の最終赤字見通しの【6502】東芝が年初来安値を更新。米本社が保有株売却との報道から【2702】マクドナルドが大幅下落となった。
明日の祝日、クリスマス休暇などを意識され前場は方向感に欠ける展開。後場もこの流れが継続すると見て様子見、物色は短期売買を中心、前場値動きの軽かった【3807】フィスコ、【8462】フューチャーベンチャーキャピタルなどでの値幅取り。または、本日は上昇一服も直近好調なフィンテック関連、【3778】さくらインターネットや前日紹介の民泊関連などの押し目狙いも一考！
