前場の日経平均は222円安と大幅3日続落。前日の欧米市場は高安まちまちも比較的落ち着いた動きだったことを好感され日経平均は小幅に買い先行スタート。ただ、買いは続かず、一巡後はマイナス圏に沈むと下げ足を早め200円超安に。引き続き中国市場の不透明感、中東情勢など不安材料が相場の重しとなっているようだ。業種別では、その他金融業、医薬品の2業種。一方、鉱業、石油石炭製品、その他製品、保険業が値下がり率上位となっている。
個別では、テーマ株物色の流れが継続し、フィンテック関連から【3778】さくらインターネット、【3031】ラクーン。民泊関連から【3236】プロパスト、【3300】AMBITION、【1435】インベスターズクラウド。ドローン関連から【4316】ビーマップ、【2667】イメージワン。マイナンバー関連から【3742】ITbookなどの上昇が本日も目立つ。その他では、仕手性の強い銘柄、度々仕手筋介入の噂される【3264】アスコット、女性の多様な働き方を支援する新会社設立を好感された【2321】ソフトフロントなどが急伸している。
日経平均先物は既に更に下げ幅を広げ1万8000円割れ間近の水準まで下落。直近書いたがやはり下値模索の旅となりそうだ。目先1万8000円割れは覚悟し、次の節目として意識されそうな週足の一目均衡表の雲下限1万7600円~1万7700円で押し目チャンスを待ちたい。