本日の日経平均株価は423円安と大幅に4日続落。後場の日経平均、前場の人民元の基準値引き下げから円高進行、中国市場が再びサーキットブレーカー発動の影響などから売り優勢の展開が継続した。売られ過ぎ感はあるものの、買い材料には乏しく押し目買いや買い戻しの勢いは鈍く下値模索が続き結局安値引け。大発会から4日連続で下げるのは1995年以来21年ぶりとなった。業種別では、33業種の全てが下落し、鉱業、その他金融業、鉄鋼、精密機器などが値下がり上位に。
個別では、バイオ関連の出遅れ銘柄として前日ストップ高の【4589】アキュセラ・インクが一時ストップ高の大幅上昇。これも前日大幅高の【4594】グリーンペプタイド。引き続きがん免疫治療薬に関する一部報道を材料視され物色の矛先が向かい大幅続伸となった。その他、仕手性の強いで度々仕掛け的な動きが入る、【7608】エスケイジャパン、【3264】アスコットも急伸した。アスコットに関しては民泊関連との思惑もあるようだ。なお、前場から軒並み急伸、ストップ高を付けたLINE関連。LINEの上場が近いとの噂が思惑として物色の矛先が向かった。
日経平均は警戒していた通り後場一段安。前場引け後にも書いたが、売られ過ぎ感があるくらいでこれといった買い材料視はない状況。短期的なリバウンド狙いとしてそろそろ拾うのは面白いと思うがあくまでも短期リバ狙いと割り切りで。
外部環境の不透明感が払拭されない限り中長期目線での保有狙いでの突っ込み押し目買いは今のところ控えておいたほうがいいだろう。