本日の日経平均株価は760円安と3日続落。後場は黒田総裁が正午ごろに安倍首相と官邸で会談したことが伝わり、政策対応などへの期待から一時急速に下げ幅を縮小。ただ、期待とは裏腹に特にこれといった発表もなく大引けにかけ再度売り直される展開。業種別では、33業種が下落し、海運業、その他金融業、証券商品先物などが値下がり率上位に。
個別では、10日の決算を好感の【6666】リバーエレテックがストップ高となったほか、【3928】マイネットが後場一段高となりこちらもストップ高。また、ボロ株、低位株物色の流れも最近継続しており、【3390】ユニバーサルソリューション、【7853】フード・プラネット、【3777】ジオネクスト、【7612】コモンウェルスが強い動きに。また、10年ぶりの増配発表の【4912】ライオン、インサイダー疑惑で連日大きく下げていた【3038】神戸物産などが大幅反発となった。
日経平均は大引けで再度1万5000円割れと引き続き厳しい展開。本日n売買代金は4兆超えで底打ち期待もあるが、やはり週明けの春節明けの中国市場の動向次第といったところ。ただ、確実に底打ちが近いと思われじっくりと慎重に反転を見極めていきたい。