前場の日経平均株価は390円高と大幅反発。前日の欧米株高、サウジアラビアやロシアなど主要産油国による増産凍結の合意をイランが支持したことで原油価格が1バレル=30ドル台を回復。また、円安・ドル高の流れを受け大幅反発スタート。買い一巡後はやや上値は重いものの、米国の1月鉱工業生産指数が市場予想を上回り世界経済の減速に対する過度の警戒感は後退したことなどから底堅く推移している。業種別では、石油石炭製品、鉱業、その他製品などが値上がり率上位に。一方で、ゴム製品、情報・通信業の2業種のみが値下がりとなってる。
個別では、【4576】デ・ウエスタンがストップ買い気配。子会社が角膜疾患治療薬開発で同志社大と共同研究契約を締結し、これを材料視。【9421】エヌジェイホールディングスは、子会社であるトライエースとNTTドコモは、共同で制作を手掛けた新作ネイティブゲームタイトル「Heaven×Inferno」の配信を決定したと発表ストップ高とったほか、【4579】ラクオリア創薬。同社が創出したT型カルシウムチャネル/電位依存性ナトリウムチャネル遮断薬の物質特許について、韓国で特許査定を受けたと発表し一時ストップ高の急伸となった。
その他、上場来高値更新から一気に勢い付いた【3928】マイネット。マイナンバー関連の【3742】ITbook 。JR東日本が2031-40年度に東北・上越新幹線の改修に1兆406億円を投じると発表し、思惑から鉄道工事のトップで、JR向けで高実績のある【1815】鉄建建設なども値を飛ばしている。