本日の日経平均株価は140円安と3日続落。後場は円高の一服から先物主導で買い優勢でのスタート。その後も円高一服からの押し目買いから下げ幅を縮小。引けにかけては今晩控えるECB理事会の結果見極めの動きから戻り一服の動きとなった。業種別では、33業種中値上がりは、情報・通信業、水産・農林業の2業種のみ。一方、海運業、非鉄金属、鉄鋼などが値下がり率上位となった。
個別では、ヒト型ロボット「ペッパー」事業で米マイクロソフト(MS)と提携を発表したことをきっかけにAI関連の【6031】サイジニアがストップ高まで上昇。また、収益管理システムで特許取得を引き続き材料視の【3744】サイオステクノロジー、オリーブスパとの提携や株主優待導入を発表の【4712】アドアーズ、バンナムがTOBを発表した【7835】ウィズなどがストップ高に。その他、【7519】五洋インテックス、【4847】インテリジェント ウェイブ、【3925】ダブルスタンダードなど10%超の上昇を見せた。
明日は今晩のECB理事会の結果受けての反応がどうなるか。また、週末SQも控えており目先上下ボラティリティの高い展開が明日も続く可能性が高そうだ。物色はテーマ株への循環が続いているものの、やや直近上昇が目立った銘柄には利益確定売り入っている状況。狙いとしてはやや出遅れの中小型株、仕手性の強い銘柄など、本日急動意した銘柄へ乗ってるみるのも面白いかと思う。