前場の日経平均株価は201円安と反落。先週末の欧米市場は上昇したものの円高が重しとなり売りが先行。為替が107円台後半まで進行したことを嫌気され一時は300円近くまで下げ幅を広げる場面もあったが前場後半にかけ円高の一服からやや下げ渋る動きとなった。業種別では、33業種中32業種が下落し、値上がりは石油石炭製品のみ。
個別では、医療ビックデータの思惑から【4323】日本システム技術や遠隔医療の【6063】日本エマージェンシーアシスタンスがストップ高となったほか、先週末の決算好感の【7879】ノダ。バイオ関連の一角【4594】グリーンペプタイドなどが一時ストップ高の急伸となった。また、先週末決算から【3390】ユニバーサルソリューションシステムズが大幅上昇し、自社株買いの【8016】オンワード。東証1部に市場変更を発表した【3686】DLEなどが買い優勢となっている。
テーマでは、ドローンを使った宅配サービスの実現に向けた実証実験が11日午前、国家戦略特区に指定された千葉市の幕張新都心で始まったこと材料視。また、本日賑わっている自動自動運転関連としての思惑もあり【2303】ドーンがストップ高となったほか、【4316】ビーマップ、【4667】アイサンテクノ、【2667】イメージワン、【3663】アートスパーク、【9474】ゼンリン、【3653】モルフォ、【3914】ジグソーなども上昇している。
