前場の日経平均は56円安と4日ぶり反落。前日の米市場が小幅高だったが、日経平均は直近3連騰の反動から朝方から売りが先行した。売り一巡後は円高・ドル安の流れを背景に下げ幅を縮小し、一時はプラス転換する場面もあったが戻り売り、週末要因を意識した売りなどから買いは続かず引けにかけて再びマイナス圏に沈んだ。なお、14日夜に発生した熊本県を震源とする地震については現状、これによる影響は限定的と見られている。業種別では、海運業、建設業、空運業、パルプ・紙の4業種のみの上昇。値下がり率上位は電気機器、銀行業、繊維製品、機械などとなっている。
個別では、緑内障治療剤で米社と戦略的オプション付基本契約を締結と報じられた【4576】デ・ウエスタン。熊本県を震源とする地震を受けて、インフラ関連銘柄【5285】ヤマックス、【5284】ヤマウ、【1730】麻生フオームクリート。介護用品を中国国内でネット通販すると報じられた【7813】プラッツなどがストップ高となった。また、ベネッセHDグループ会社と戦略的パートナーシップ契約を締結の【6050】イー・ガーディアン、分割発表の【3915】テラスカイ、EC決済等のペイデザインを完全子会社化の【6172】メタップなどが大幅高となっている。
テーマ株。人気のバイオ関連からは本日の注目銘柄でもある【4563】アンジェスMG、【4582】シンバイオ製薬、【6190】フェニックスバイオなどが人気を集める。
後場は週末要因意識しやや様子見に傾けるのが無難かと思う。ただ、バイオ株の人株、今日下げている越境EC関連など突っ込み場面では買いで入り戻りを狙うのもありかとは思う。
