本日の日経平均株価は86円安と続落。前日の欧米株安を背景に朝方から売りが先行。その後も為替も1ドル＝111円を割り込むなど円高に振れたことから一時は下げ幅を200円超まで拡大させる場面もあった。ただ、売り一巡後、後場からは押し目買いも入り下げ幅を縮小。今週の米FOMCや日銀の金融政策決定会合など重要イベントを控えることなどから方向感に欠ける展開となった。
個別では、子会社が製造する人工股関節新製品がFDAの薬事承認取得したと発表した【7600】日本エム・ディ・エムや「ブロックチェーン推進協会」発起メンバーを材料視されたゲーム関連で有名な【3793】ドリコム。中国平安グループ系が株式を取得し筆頭株主と伝わった仕手性強い銘柄で有名な【3264】アスコットなどもストップ高となった。また、自動運転、ZMP関連として再び注目を集め始めている【8462】フューチャーベンチャーキャピタルが連日ストップ高からの本日大幅高となったほか、「ワールドクロスサーガ ―時と少女の鏡の扉―」好調の【3624】アクセルマークの勢いも止まらず本日も大幅上昇。その他、前日の上方修正から【7970】信越ポリマー、【7984】コクヨなどの上昇も目立った。
テーマ株は直近上昇目立っていた銘柄がほぼ総崩れとなったが、越境EC関連。本日材料発表のあった【3134】Ｈａｍｅｅを筆頭に、【7813】プラッツ、【2459】アウンコンサルティングなどが値を飛ばした。
明日も引き続き日銀会合前で方向感を欠く展開を想定。緩和期待もあり更に大きく下げる展開はないかと思うが油断は禁物。物色は新興市場が大崩れ、一部強い銘柄もあるが明日やや様子見がいいか。マザーズ指数のもう一段の下げも覚悟ししつつ、人気テーマ株の中心銘柄などは押し目を狙う手も。
