前場の日経平均株価は48円高と続伸。原油価格上昇を背景にした米株高を好感が好感され買い先行スタート。寄り付き直後には一時200円超高を付ける場面もあった。ただ、買い一巡後は為替相場が1ドル109円台に突入。やや円高に振れたことから利益確定売りに押され上げ幅を縮小した。業種別では、鉱業、医薬品、陸運業が値上がり上位に。一方で、証券商品先物、情報・通信業、海運業が値下がり上位となった。
個別では、クレジットカード端末のＩＣチップ対応義務化の報道が刺激材料となった【7855】カーディナルがストップ高。エムスリーと資本業務提携の【6090】ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズが連日のストップ高となった。また、子会社のＧＭＯグローバルサインが公的個人認証サービスのプラットフォーム事業者として総務大臣の認定を取得したと発表した【3788】GMOクラウドやゲーム関連、新作ゲーム「恋スル龍神サマ」配信開始の【3823】アクロディア、前日の改正資金決済法の成立を追い風に【3696】セレスなどが大幅高となっている。
テーマ株ではバイオ株。【4589】アキュセラのストップ安を嫌気され【4565】そーせいグループが連れ安する場面があったが切り返しプラス転換とやはり個人高い人気を誇っている。
前場はやや円高に振れ上げ幅縮小、後場も引き続き為替睨みの展開となりそうだ。勢志摩サミット開幕で下値は堅そうだが上値を追うには現状材料不足。前場値動き軽く好調だった銘柄に引き続き資金が集まる可能性が高いとみていいと思う。短期売買中心に上手く回転を意識。
