本日の日経平均は166円高と5日続伸。朝方は前日よりやや円高に振れていたことから利益確定売り先行もその後は切り返す展開。為替相場が持ち直した後に円安に振れたほか、補正予算への期待感、中国を始めとするアジア市場が堅調に推移したことも追い風となった。業種別では、ゴム製品、鉄鋼、鉱業が値上がり上位に。一方で、値下がりは石油石炭製品の1業種のみ。
個別では、帯状疱疹後の神経疼痛治療薬(MRX-5LBT)の米国における第1相臨床試験結果を好感された【4586】メドレックスがストップ高。前日に秋元康氏プロデュースのスマートフォン向けゲーム「神の手」の事前登録開始を材料視の【6176】ブランジスタが連日のストップ高となったほか、「魚のうろこ由来コラーゲンで高強度なファイバーを開発した」と報じられた【4025】多木化学。EU圏における大手決済業者であるCredoraxとの業務提携を締結したと発表した【3753】フライトホールディングスなどが一時ストップ高の大幅高となった。
人気のテーマ株からは越境EC関連の【3415】STUDIOUS、【6081】アライドアーキテクツ、【3134】Hameeなどの上昇が目立った。
明日から週末にかけては5月米ISM製造業景気指数、5月米雇用統計などの米重要指標の発表を控えている。国内の政策期待もあり底堅いとは思うが、直近の連騰など考えると全体的に一旦の上昇一服、やや様子見ムードとなる可能性が高いように思える。