前場の日経平均株価は161円高と3日大幅続伸。欧米株高、1ドル104円台の円安背景に朝方か買いが先行したものの、やはり直近急ピッチ過ぎる上昇から買い一巡後は利益確定売りに押され上げ幅を縮小した。物色はやや個別まちまち、マザーズ指数はマイナス推移と弱い印象。
個別では、上方修正好感の【4920】日本色材工業研究や位置情報ゲームを手掛ける【3912】モバイルファクトリーがポケモンGOの人気化によりストップ高。また、第1四半期の進捗率好感からライフコーポレーションが一時ストップ高の大幅高なったほか、日本マイクロソフトとクラウドビジネスで連携の【8157】都築電気も一時ストップ高を付け年初来高値を更新した。
その他、決算期待の直近IPO【3541】農業総合研究所やSMBC日興証券が強気の投資判断を発表したバイオ関連の【4593】ヘリオスなどの上昇も目立つ。一方で、直近の全員参加型の相場に発展していた【7974】任天堂が反落。
後場は引き続き直近の日経平均連騰からの利益確定売りに警戒。政策、追加緩和期待はあるものの、更なる日経平均上昇に1ドル105円台まで円安進まないことにはやや厳しいと思う。