本日の日経平均株価は111円高と5日続伸。後場は寄り付きのみ買いが先行し、一時は前場高値を更新したものの、3連休前、直近急ピッチな上昇からの利益確定売りに上げ幅を縮小した。業種別では、保険業、証券商品先物、その他製品などが値上がり上位に。一方で、水産・農林業、食料品、医薬品などが値下がり上位となった。
個別では、上方修正を好感の【2884】ヨシムラ・フード・ホールディングスやシータと提携しVR映像配信プラットフォーム立ち上げの【6038】イードがストップ高。また、後場からは【9983】ファーストリテイリングが一段高のストップ高で日経平均の上昇牽引。英国事業に対する過度な警戒感後退から【8586】日本ペイントホールディングスや中国で建築塗料の生産を拡大と報じられた【4612】日本ペイントなどが上昇。また、ポケモンGO人気化を引き続き材料視の【7974】任天堂、それに関する関連銘柄の【7022】サノヤスHD、【6879】イマジカロボットの上昇も目立った。
一方で、【7599】IDOMが連日のストップ安、本日上場の【3938】LINEは噂通りの上場ゴール的な流れに。関連銘柄も上場出尽くし急落となった。
週明けも引き続き急ピッチな上昇を気にしながらの展開。米国株などと比べると、日本株の出遅れ感は依然強いとされているが一旦調整を挟みたいところ。月末には日銀会合控え底堅い動きがしばらく続くと考え調整局面での押し目買いも有効かと思う。また、マザーズ先物が来週上場。本日大幅下落が目立った進行市場だが、今後の主力銘柄上昇の一服、新興市場に資金流入の流れを想定し、ここからの一段安局面では押し目買いも検討していいかと思う。