本日の日経平均株価は128円高と反発。NYダウの最高値更新が続いたほか、為替相場1ドル107円まで進んだ円安を好感。また、政府が経済対策の事業費を20兆円規模とするとの一部報道も追い風おなり上昇した。買い一巡後は円安の一服のほか、直近上昇からの過熱感などから上げ幅を縮小し、伸び悩んだ。業種別では、鉱業、証券商品先物、輸送用機器が値上がり上位に。一方で、水産・農林業、陸運業、医薬品が値下がり上位となった。
個別では、BLEモジュールの累計出荷台数30万台突破を材料視された【3727】アプリックスや内閣府革新的研究開発推進プログラムに参画の【7707】PSSがストップ高。また、レオスキャピタルの大量保有。保有率引き上げの【6941】山一電機や経済対策規模拡大の思惑から建設株、【1815】鉄建建設、【1861】熊谷組、【1811】錢高組など建設関連の上昇も目立ったいた。
また、人気の任天堂関連【6658】シライ電子工業、【7022】サノヤス。カジノ関連の【7997】くろがね工作所、【6428】オーイズミなどこれら関連銘柄が特に賑わっていた。
明日は今晩のECB理事会およびドラギ総裁会見を受けた欧米市場の動きとなりそうだが、本日報道があった20兆円規模の経済対策、月末には日銀会合からの緩和期待もあり。直近の短期的過熱感は意識されると思うが比較的堅調に推移、安く始まった場合でも押し目買いも入り底堅く推移するものと思われる。