前場の日経平均株価は45円高と続伸。英イングランド銀行の大規模な金融緩和を好感、米市場はまちまちだったものの、円高の一服などから買いが先行。一時100円超まで上昇する場面あったものの、買い一巡後は今晩の米7月雇用統計を控えポジション整理の売り、様子見ムードなどが強まり上げ幅を縮めている。
個別では、通期上方修正好感の【4918】アイビー化粧品がストップ高。前日に3次元熱間曲げ焼入れ(3DQ)技術を用い、自動車のボディ骨格部品であるフロントピラーの開発に成功した【5989】エイチワンが連日のストップ高と資金を集めているほか、中国で日本式スーパー銭湯が大ブームの思惑、仕手性強い【2340】極楽湯やこちらも仕手性強い【7946】光陽社など連日の大幅高となっている。
今晩の雇用統計を控えることを考えれば積極的に上値を追いにいく展開は想定しづらい。かといって下値では前日700億円の買い入れを行なった日銀によるETF買いの思惑もあり売りづらい。今日のところはこのまま狭いレンジでのこう着感の強い相場展開となりそうだ。