前場の日経平均株価は257円安と大幅安。前週末の米市場が早期利上げ観測からの大幅下落を嫌気する動きから売りが先行。その後も先物主導で下げ幅を拡大させ全面安商状。前場引けにかけて日銀によるETF買い意識から下げ幅をやや縮小させている。
個別では、東京ゲームショウ控え新作ゲーム期待の【2656】ベクターや5G関連の【3852】サイバーコムが一時ストップ高となったほか、株式分割、増配の【3837】アドソル日進、同じく株式分割、越境EC関連の【3134】Hameeが大幅高に。また、中小型株からは仕手性強く値動き軽い【3264】アスコット、材料系中小型株からは人気の【4080】田中化学研究所、【6327】北川精機なども引き続き資金を集めている印象だ。
後場は日銀によるETF買いへの期待も大きいが過度の期待は禁物。目先、米市場がどこまで下げるか分からないだけに押し目買いをするにしても慎重に。徐々にといった感じが無難かと思う。