本日の日経平均株価は56円高と続伸。後場の日経平均は円高の一服の流れから買いが先行、買い一巡後は一時本日安値を更新する場面もあったが中盤から終盤にかけては為替が円安に傾き持ち直した。ただ、手掛かり材料難から上値の重さが意識され伸び悩んだ。業種別では、医薬品、ゴム製品、食料品が値上がり上位に。一方で、保険業、海運業、銀行業が値下がり上位に。
個別では、バラスト水管理条約発効決定からの需要拡大に注目が集まり【6322】タクミナや前場大幅高からの一段高を受け【3927】アークンがストップ高。特段の材料は確認できないものの、【7018】内海造船が後場に急伸したほか、値動き軽く仕手性の強い【4736】日本ラッド、【3356】テリロジー、【3692】FFRIなどのセキュリティ関連の一角も急伸、強い動きとなった。
その他、【6338】タカトリ、【7185】ヒロセ通商、【4763】クリークアンドリバー社など中小型の一角も大きく買われた。テーマではVR関連が後場に入り持ち直す。
後場は日銀によるETF買いの可能性も。ひとまず後場持ち直したものの、やはり手掛かり材料難は変わらずでここから上値は重い展開がしばらく続く可能性が高いと思う。しばらくは為替睨みのほか、来週控える日米金融イベントまでは慎重にいきたいところ。
物色は最近の流れ通りテーマ、材料、中小型株をメインにした取り引きで問題ないと思う。