本日の日経平均株価は139円高と3日ぶり反発。後場は米大統領選の討論会、民主党のクリントン氏勝利との見方が広がるなかで下げ幅を縮小からプラス転換。その後上げ幅9月期末の配当権利取りや配当の再投資分の先回り買いなど需給面の思惑などから堅調に推移し、高値引けとなった。業種別では、鉱業、非鉄金属、石油石炭製品が値上がり上位に。一方で、銀行業、証券商品先物の2業種が値下がりした。
個別では、スマホゲーム「蒼の彼方のフォーリズム-ES-」近日リリス発表の思惑から【3935】エディア。同じくゲーム関連、ブラウザゲーム「リグレティア」期待の【2656】ベクターがストップ高。10月1日からSuicaなどの交通系ICカードに対応した交通費精算サービス「トランジット・マネージャー」の提供を開始すると発表した【4316】ビーマップも後場急伸ストップ高となった。
中小型株のTOBの噂からの仕掛けの話ある【3121】マーチャント・バンカーズが後場一段高となったほか、テーマ株のIot関連が軒並み堅調に推移し、特に【6836】ぷらっとホームが大幅上昇。他にもVR関連も後場切り返し特に【3904】カヤックの上昇などが目立った。本日上場のIPO、【3961】シルバーエッグ・テクノロジーと【3962】チェンジは初日売買成立せず。
米国大統領候補テレビ討論会はクリントン氏優位との見方が強まり、東京市場では円安に反応、日経平均は持ち直したがここから更に本腰の入った買いが入るかと思えばやや疑問が残る。明日は9月配当落ちとなるがまずはこれをどの程度埋めてくるか見ておきたい。
方向感に欠ける地合いだけにしばらくはボックス相場と見てスイングでは深追いせず上がったら利確下がれば押し目買いの繰り返し。もしくは完全短期売買割り切りでテーマ株、値動き軽い中小型株狙いがいいかと思う。