本日の日経平均株価は47円高と7日続伸。前日米市場が休場となったなか、1ドル113円台の円安を背景に朝方は買い先行、その後前場は堅調に推移した。ただ、後場からは週末要因のほか、直近の短期的過熱から利食い売りが強まり一時マイナス転換。引けにかけては先高期待からの根強い押し目買いにプラス圏に浮上し、持ち直した。
個別では、東証1部に市場変更を材料視の【2464】ビジネス・ブレークスルー、うつ病関連バイオマーカー測定試薬キットβ版を提供開始を発表した【4090】HMTがストップ高。また、直近の注目銘柄として紹介した【8518】アジア投資も後場一段高のストップ高まで買われた。
その他、臨床用iPS細胞作製キットの販売開始を発表した【2372】アイロムグループや決算好感の【2391】プラネットが大幅高で年初来高値を更新したほか、急速に進む円安からの採算改善効果期待で【6952】カシオ計算機の上昇も目立った。
後場はなんとかプラス圏に切り返すも日経平均は目先調整入りの可能性が高いかと思う。前場の時点で直近人気を集め上昇トレンドが継続していた新興銘柄などの下げもやや目立ち、値上りは材料株など、仕手性強い中小型株などへ資金が集まってた印象が強い。
さすがに今日で7連騰しており、週明け大きく下げたとしてもある意味当然の流れ。買い遅れてた人には年末株高へ向けての最後の買い場になる可能性もあると思う。
