前場の日経平均は28円安と8日ぶり小反落。注目の集まったFOMCでの利上げ決定を受け、ドル高・円安が進行。輸出株中心に買いが先行し、日経平均も上昇スタートとなったが、買い一巡後は短期的過熱感なども意識され利益確定売りに押された。
個別では、芙蓉総合リースがTOB、1株520円を材料に【8423】アクリーティブのほか、前日決算好感の【6037】ファーストロジック。子会社アキュセラとEyeMedics社との契約締結を材料視された【4596】窪田製薬がストップ高となった。
その他、配当性向40%以上に変更、初配当実施の【3940】ノムラシステムコーポレーション、原油価格の上昇によって再生樹脂の販売価格面における優位性が強まるとの思惑の【6531】リファインバース。中小型株循環の流れでは、【4240】クラスターテクノロジー、【3832】T&Cメディカルサイエンスなどが人気を集めている。
後場はFOMC通過からの方向性の見極め継続。個人的には最近の上昇ピッチの早さから考えれば年内は短期売買に徹するのが無難かと思う。