前場の日経平均株価は51円安と続落。前日の米市場がまちまちの動きとなり、手掛かり材料に欠けるなか、円高重しに売りが先行。売り一巡後は円高の一服からの押し目買いに下げ幅を縮小の流れに。
個別では、中国の北京精益順欣養老管理と合弁会社を4月中旬に設立し、訪問入浴のフランチャイズ本部として介護事業を開始するとの発表した【2425】ケアサービスや住友不動産によるTOB実施で【8870】住友不動産販売がTOB価格3600円にサヤ寄せする動きからストップ高に。また、全体的な手狩り材料にかけるなかで直近IPOの一角【6544】ジャパンエレベーターサービスホールディングスや17年1月期決算を引き続き材料視の【4813】ACCESS、上方修正・増配好感の【5742】エヌアイシ・オートテックなどが大幅高となっている。
その他、17年内にリリース予定の対戦アクションゲーム「ゲットアンプド モバイル」への期待再燃かゲーム関連の【3810】サイバーステップやエアリアルイメージング事業の海外展示会出展内容が確定、海外向け専用ウェブサイトをオープンさせると発表した【2438】アスカネットの上昇も目立つ。
後場は日銀によるETF買いへの期待。主力は3月末の権利取りも控えそれほど大きく下げる銘柄はないが新興は引き続き注意しておきたい。【4565】そーせいは一旦下げ止まったが戻り一巡後再び売りが降ってくる可能性も。そーせいの下げの影響をほとんど受けてない上昇基調の銘柄など上手く見極めてといったところか。