前場の日経平均株価は26円高と4日ぶり小幅反発。引き続き手掛かり材料に欠けるなかで一時円高に傾き1万9000円台の大台割れ。一巡後切り返しプラス転換となったが籠池氏の証人喚問もあってかその後は様子見ムードが続いている。
個別では、中国の北京精益順欣養老管理と合弁会社を設立を引き続き材料視の【2425】ケアサービスが3日連続のストップ高となったほか、「IT―はなびらたけプロジェクト」の研究成果を報告し、標準ハナビラタケ株の抽出物から、抗がん剤などに利用可能と考えられる新しい細胞活性を発見したと発表した【3747】インタートレードがストップ高に。
また、【9535】広島ガスと水まわり緊急修理サービス事業に関する業務提携を行うと発表した【6173】アクアラインが一時ストップ高。本人認証セキュリティーが168自治体で新規採用の【3782】DDSや前日発表された決算好感の【6336】石井表記なども高い。
その他、手掛かり材料難のなかで直近IPO銘柄強く、【3561】力の源ホールディングス、【6544】ジャパンエレベーターサービスホールディングス、【9325】ファイズなどの上昇も目立っている。
方向感に欠けるを後場も想定。目先底打ちとはまだ完全には言えない状況なだけに引き続き様子を伺いつつ、直近IPOや材料株などの値幅取り中心の立ち回りがいいかと思う。