前場の日経平均株価は86円安と4日続落。前日の米市場注目の集まったFOMCでは予定通り利上げを発表した一方で、5月米消費者物価指数と小売売上高は市場予想を大きく下回ったことを嫌気。米市場はまちまちの動きのなか、日経平均は円高嫌気から売りが先行。一時は押し目買いにプラス転換する場面があったが手掛かり難に加え、明日には日銀会合を控え再びマイナス圏に沈むと、その後様子見ムードとなっている。
個別では、決算好感の【6192】ハイアス・アンド・カンパニーや半導体関連の【7748】ホロンがストップ高。越境EC関連の【3134】Hameeが決算上振れ、増配好感から大幅高となっているほか、引き続き「網羅的がん遺伝子解析」開始を材料視の【2342】トランスジェニックやスクリーン・インターナルを大口受注したと発表した【6239】ナガオカなどの上昇も目立っている。
注目銘柄では【2076】ブロッコリーが反落となっているが安いところでは押し目狙い。チャートも崩れておらず、24日のイベント前には再度仕掛け的な買いは入る可能性は高いとみる。
値動き軽くマネーゲーム的な動きの【3825】リミックスポイントや【4563】アンジェスは値幅取りとして引き続き。特にアンジェス売り先行から急速に切り返しプラス転換間近。後場も面白い動きをすると思う。触るならリスク管理はしっかりと。