最近のニュースの経済面を騒がせている仮想通貨ビットコイン。ビットコイン取引サイトでは、わずか2ヶ月で取引価格が10倍以上に急騰した。
テレビや新聞でもビットコインで家が建ったという億万長者の誕生が報じられるほど異常な盛り上がりを見せ、世界で流通するビットコインの3分の1以上が中国経由で売買されるようになっていると観測されていた。
ところが、この3日間で状況は一変。12月5日に1ビットコイン1240ドルの高値をつけた後、取引価格が急落し、7日午後には576ドルの最安値を付けた。わずか3日間のうちに半額以下になってしまった。
この暴落の引き金を引いたのは、中国の中央銀行である中国人民銀行が「ビットコインは通貨として市場で流通・使用することはできない」との通知を発したことと、それを受けて百度がビットコインによる決済の停止を発表したため。
今後このビットコインがどうなっていくのか注目したい。