黒田日銀総裁は20日の会見で、FRBが量的金融緩和縮小を決めたことについて「市場は比較的好意的に受け止め、あまり大きな問題もこれまで生じていない。結果としてうまくいっている」と評価した。
来週の外国為替市場は方向感のない展開となりそうだ。FRBは18日、FOMCでついに月額850億ドルの債券購入プログラムを1月から100億ドル縮小すると発表。今後の焦点はFRBがいつフェデラル・ファンド金利を引き上げてくるか。現段階では早くても15年後半との見方は多いが、米経済指標をにらみながら引き上げ時期に対する思惑が続いていきそうだ。
市場には日銀に対する追加金融緩和期待が高まっており、25日に経団連審議員会で行われる黒田日銀総裁の講演とともに注目したい。
明日は来週のファンド介入銘柄、注目銘柄を紹介したい。年末直前短期急騰銘柄にご期待いただきたい。