本日の日経平均株価は68円高と反発。米株高や為替が円安に傾いていることを好感。前場は一時は182円高も、引けにかけ週末要因や第一弾の決算ピークを控えることもあり、大引けにかけて値を消す格好となった。東証1部の売買高は26億7363万株、売買代金は2兆7545億円。業種別では、水産・農林業、パルプ・紙、電気・ガス業などが上昇率上位となった。
個別では、ゲーム事業の新ブランド「OBOK AIDEM(オボックアイデム)」立ち上げなどを好感されている【3815】メディア工房が4日連続ストップ高。【9936】王将フードサービスは、通期予想を下方修正をザラ場中に発表も「総還元性向100%を目標」を好感をされ一時ストップ高の急伸となった。その他、地方創生関連として注目の【8462】フューチャーベンチャー、WiFi機器設備機企業の子会社化を好感【6840】アドテックなどもストップ高の上昇となった。
日銀のETF買いや良好な企業決算から押し目買いが入っており、下値不安は少ないが、昨年来高値1万8030円や節目の1万8000円台に向けては市場エネルギーが若干足りないとの見方が強い。もうしばらくはこの水準での揉み合い、企業決算を手掛かりととした個別銘柄物色の流れとなりそうだ。来週控えるイベントでは、1日に発表される中国1月製造業PMI、4日の米1月ADP雇用統計、6日の米1月雇用統計などに注目が集まる。