本日の日経平均株価は18円安と小幅ながら6営業日ぶりに反落。イエレン米FRB議長の議会証言を受けて早期の米利上げはないとの見方が広がり、投資家の買い安心感につながった。一時は1万8600円台半ばまで買われ、取引時間中としては2000年4月24日以来、14年10カ月ぶりの高値を付けた。だが、短期的な過熱感が意識されたほか、後場に入ると円相場が強含んだことで輸出株に利益確定売りが出て下げに転じた。TOPIXは8日ぶりに反落となった。東証1部の出来高は22億1285万株、売買代金は2兆4396億円。騰落銘柄数は値上がり888銘柄、値下がり825銘柄、変わらず144銘柄。
個別では、前日に地方創生関連としてストップ高となった【2156】セーラー広告が連日のストップ高と特定資金介入の噂も。その他、「マカレル」販売によるはてなとの協業に期待が集まる【4813】ACCESSや4億円を上限に自己株式取得を実施すると発表した【6633】C&Gシステムズなどが人気化。一方、25日付で特設注意市場銘柄に指定された【2315】SJIが大幅続落となった。
明日も短期的な過熱感を引き続き警戒。日経平均が伸び悩む展開なら、売り買いともに手掛け難く新興市場の中小型株に短期資金。値幅取りへ向かう可能性が高いだろう。