前場の日経平均株価は40円安と4日ぶり反落。寄り付きは、米国株高や円安を受け、買い先行1万8910円で始まったが、その後は伸び悩みマイナス転換。連日上昇に伴う短期的な過熱感や週末の米雇用統計などが意識され、利益確定売りに押される展開となっている。業種別では、医薬品、食料品、不動産、その他製品、ゴム製品などが上昇する一方、鉄鋼、鉱業、証券、銀行、金属製品などが下落。東証1部の出来高は12億3820万株、売買代金は1兆2251億円。騰落銘柄数は値上がり577銘柄、値下がり1130銘柄、変わらず151銘柄。
個別では、【3907】シリコンスタジオ、【8186】大塚家具が連日賑わいを見せ大幅高。上方修正を好感されたインバウンド関連の【7419】ノジマ。増配、自社株買いを発表した【9607】AOI Pro.などが堅調なほか【3069】アスラポートと資本業務提携すると発表した【3358】ワイエスフードは一時ストップ高まで買われている。一方、資本支援を要請報道が出た【6753】シャープは大幅安。
後場は直近の過熱感、週末の米雇用統計控え仕掛け的な売りを警戒しつつも、急落局面では積極的な押し目狙いスタンスで臨みたい。