前場の日経平均株価は187円高と大幅続伸。昨晩のECBのドラギ総裁が、ユーロ圏諸国の国債購入などの量的緩和策の実施を表明したことを受けて5日の欧米株式市場が上昇、これを受け日経平均も買い先行でスタート。その後も先物への断続的な買いなどから上げ幅を拡大、日経平均は昨年来高値を更新している。業種別では、精密機器、医薬品、証券、化学、食料品などが上昇する一方、鉱業、非鉄金属、パルプ紙、情報通信、石油石炭などが下落。東証1部の売買高概算は10億2450万株、売買代金概算は1兆1725億2000万円。値上がり銘柄数は1129、対して値下がり銘柄数は564、変わらずは167銘柄。
個別では、2月の月次売上を好感された【3046】ジェイアイエヌや「ファミマと統合交渉。コンビニ2位に」などど一部報じられた【8270】ユニーグループ・ホールディングスが大幅高。「コミック配信サイトの構築・運用を担当」を材料視された【4308】Ｊストリームはストップ高となっている。その他、前日ストップ高の【7816】スノーピーク、【9425】日本テレホンなども引き続き強い動きに。
後場は、週末要因、今晩に米国2月雇用統計を控えていることなど、1万9000円が上値抵抗としても意識されやすいだけに上げ幅を縮小する展開も想定しておいたほうがよさそうだ。
