本日の日経平均は277円高と大幅反発。直近の下落幅の大きさから自律反発の流れとなったほか、ゆうちょ銀行の株式投資拡大への期待や、明日の投信設定に向けた需給思惑なども支援材料となり、寄り付き後から順調に上げ幅を拡大。日経平均の上げ幅は一時400円に迫ったが、円相場の上昇が上値の重しになったほか、明日の米雇用統計を見極める動きなどから引けにかけて伸び悩む展開に。ほぼ全面高のなか、業種別では、ゴム製品、陸運、銀行、パルプ・紙、倉庫・運輸関連などが値上がり上位。一方、値下がりは鉱業のみとなった。東証1部の売買高は23億8772万株、売買代金は2兆7909億円。
個別では、シティグループ証券が投資評価を「2」から「1」に格上げ、目標株価も3800円から5000円に引き上げた【7751】キヤノンが3%超の上昇となり年初来高値を更新したほか、【7733】オリンパスの株式の売却で約468億円の売却益を16年3月期第1四半期の決算に計上すると発表した【6758】ソニーが続伸。その他、光通信グループの資本参加を引き続き評価の流れから【5216】TBグループが2日連続のストップ高。防災用マグネシウム電池を材料視されている【5216】倉元製作所は5営業日連続のストップ高と遂に株価は4桁台に突入。
