前場の日経平均株価は8円安と小幅に3日続落。前日の米国株が下落した流れを引き継ぎ、続落して始まった。先高期待で1万9922円まで上昇する場面が見られたが、本格化する米企業決算を見極めたいとの動きも強く積極的に上値を追う勢いに乏しく、前日終値を挟んで方向感に欠ける展開となった。業種別では、パルプ紙、水産農林、海運、非鉄金属、石油石炭、ガラス土石、繊維、陸運などが堅調。半面、証券、その他金融、鉱業、その他製品、精密機器、食料品などが安い。
個別では、野村証券、ドイツ証券、バークレイズなど立て続けに格上げ発表のあった【3659】ネクソンが大幅上昇となったほか、同じくゲーム関連【4777】ガーラ、【3823】アクロディアなども値を飛ばす。その他、3Q累計営業益は2.7億円の黒字に 環境事業で受注拡大 2円の増配を発表した【6489】前沢工業が急伸、「ツルハHDとフジがTOB」と報じられた【3027】レデイ薬局はストップ高買い気配となっている。
後場も、材料難、本格化する米企業決算見極めたいなどの動きから前日終値を挟んでの模様眺めムードの強い相場展開になる可能性が高いだろう。
