本日の日経平均株価は3円高と小幅反発。先高期待が高い一方で、米企業決算への警戒から前場は前日終値水準でこう着感の強い相場展開に。後場はおおむね小幅安水準で推移したが、大引けにかけて再度プラス圏に浮上し本日の取引を終えた。業種別では、パルプ・紙、水産・農林業、電気・ガス業が上昇率上位。一方、鉱業、証券、精密機械が下落率上位となった。東証1部の出来高は17億3332万株。売買代金は2兆111億円。騰落銘柄数は値上がり1279銘柄、値下がり475銘柄、変わらず126銘柄。
個別では、3Dプリント関連事業でリコーとの協業を発表した【9972】アルテックやザラ場中に決算発表、16年2月期の大幅増益計画を好感された【6897】ツインバード工業が後場ストップ高と急伸。その他、クラウド統合技術が富士通ゼネラルに採用されたと発表した【4813】ACCESS。【3776】ブロードバンドタワーや【3224】ヒューマンウェブなども後場一段高となった。
明日は今晩の米企業決算の流れを受けての相場展開となりそうだが、物色は引き続き材料性のある個別物色が中心となる可能性が高いみる。また明日は、取引時間中に3月の中国小売売上高や鉱工業生産など、中国景気指標の発表が予定されており先物動向は注視。そのほか、ECB定例理事会およびドラギ総裁会見が控えており、本日同様にムードこう着感の強い相場展開続くとみられる。
