本日の日経平均株価は129円安と続落。ギリシャ債務問題を背景にした前日の欧米株安を受けて売り先行スタート。黒田東彦日銀総裁が、10日の自身の発言について「最近の名目為替レートの評価や先行きの予測として申したわけではない」と説明から下げ渋る場面もあったが戻りは限定的。後場は日銀によるETF買いへの期待感などがあったものの、16日~17日のFOMCや18日のユーロ圏財務相会合を前に手控えもムード強くこう着感の強い相場展開となった。業種別では、電気・ガス業、食料品、ガラス土石製品、空運業のみの上昇。一方、銀行業、海運業、鉄鋼、パルプ・紙、鉱業が値下がり上位。銀行業、海運業は2%超の下落となった。
個別では、スマホゲーム。恋愛リズムアドベンチャー「アイ★チュウ」の事前登録が8万人を突破の発表から【3758】アエリアが後場急伸。中小型株、低PBRを意識されての動きか【4678】秀英予備校が大幅高となった。一方、前日まで3営業日連続のストップ高。本日も前場一時ストップ高まで買われた【7625】グローバルダイニングが一転売り優勢となりストップ安に。新規上場した【9417】スマートバリューは売買成立えず買い気配のまま上場初日を終了。【4593】ヘリオスは公開価格1200円を270円(22.5%)上回る1470円で初値をつけ終値は1,688円となった。