本日の日経平均は170円安と反落。後場の日経平均株価も前場の軟調な流れを引き継ぎ売り優勢のスタートとなり、その後も下げ幅を拡大。中盤にかけ押し目を拾う動きから一時は下げ幅を縮める場面もあったが戻りの弱さが意識され大引けにかけ再度売り直された。また、一部では米中関係の緊迫化。南シナ海・南沙諸島における問題への警戒感が相場の重石となったとの指摘もある。業種別では、33業種中、31業種が下落。上昇したのは小売業、医薬品の2業種のみとなった。
個別では、北米向けにタブレット連動型クレジットカード決済装置の新製品「Incredist Premium(インクレディスト・プレミアム)」の販売を開始すると発表した【3753】フライトHDがストップ高・電通とスマホを活用したネット広告配信を始めると報じられ引き続き材料視されている【3624】アクセルマークがが連日のストップ高のほか、「AKB48」関連ゲーム開発と報じられた【6176】ブランジスタ、世界初のウェアラブル指紋認証機器「magatama」を発表した【3782】ディー・ディー・エスなどもストップ高に。一方、仕手性の強い銘柄、短期資金が流入していた【9927】ワットマン。決算発表出尽くしの動きから【3598】山喜などが大幅安に。
明日はFOMCの結果待ちから引き続き様子見ムード。上値は重い展開が想定されるが、日銀会合も週末に控え底も堅いかと思われる。決算、材料を中心にした個別株物色の動き、短期値幅取りがメインの相場展開となりそうだ。
