本日の日経平均株価は125円高と反発。後場の日経平均は寄り付き直後から売り優勢となったが根強い買いから持ち直す展開。業績予想を上方修正した【6954】ファナックや【8035】東京エレクトロン 、アリババの決算が好感買われた【9984】ソフトバンクグループ など指数平均寄与度の高い銘柄が堅調に推移し、日経平均を牽引した。業種別では、空運業、情報・通信業、パルプ・紙、医薬品などが値上がり率上位に。一方、海運業、鉄鋼、倉庫運輸関連、非鉄金属などが値下がり率上位となった。
個別では、【9736】白青舎がストップ高。 同社に対してイオンディラがTOBを実施し、完全子会社化を目指すと発表したことを買い材料視。また、【3914】ジグソーは、「Google Cloud Platform」パートナーであるトップゲートと提携し、トップゲートが開始する「Google Cloud Platform」の導入支援サービス「最強クラウド」へ自動運用サービスを提供すると発表から一時ストップ高水準16000円まで上昇し、年初来高値を一時更新した。その他、場中に決算発表、内容を評価された【9536】西部瓦斯、森永乳業の上方修正からの連想から【2269】明治HDなどが買われた。一方、前引け後に決算発表、今期の収益鈍化見通しから【3688】VOYAGE GROUPが急落。マンション傾斜問題の思惑から直近賑わった【6072】地盤ネットはストップ安まで売られた。
今晩はいよいよFOMCの結果公表。今回見送りでも 年内に実施を匂わすコメントもあれば売られる可能性も。また、直近年内利上げ観測後退から上げてきている面もあり素直に上昇するかはなんともいえない状況。ほかには、柴山首相補佐官が30日の日銀会合での追加緩和、「あっても不思議ではない」とのコメントも出しており、週末日銀会合へ向け下げても限定的となる可能性が高そうだ。