本日の日経平均株価は264円高の3営業日ぶりの大幅反発。後場の日経平均は前場の流れを引き継ぎ高値圏もみ合い。終盤にかけては先物主導で上げ幅を拡大させ高値引け。約3カ月半ぶりに節目の大台2万円を回復して大引けをむかえた。業種別では、倉庫運輸関連を除いた全業種が上昇し、電気・ガス業、鉄鋼、機械、証券商品先物などが上昇率上位に。
個別では、ZMP上場への思惑が継続している【8462】フューチャーベンチャーキャピタルや「民泊」関連として直近人気を集める【8889】アパマンショップなどが急伸。また、子会社Heptares社と米Pfizer社が戦略的提携と報じられた【4565】そーせいグループがストップ高。政府がエネルギーを多く消費する白熱灯と蛍光灯について、国内での製造と国外からの輸入を、2020年度をめどに実質的に禁止する方針を固めたことからLED関連銘柄に注目が集まり【3150】グリムス。「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」のゲームアプリ「GATE ブレイブ スクランブル」がバンダイナムコエンターテインメントより配信されることが決定したと発表した【9467】アルファポリスなどもストップ高となった。
本日高値引け、大台の2万円台をようやく回復も油断は禁物。引き続き今週控える重要イベント、ECB理事会、米雇用統計を通過し、それでなお2万円台をキープできるようなら年末へ向けての更なる一段高も期待できるかと思う。個人的にはしっかりとした方向感が出たとは思えず、もう少し様子を伺うほうがいいかとは思う。
