前場の日経平均株価は383円安と大幅反落。注目が集まったECB理事会は、中銀預金金利の0.10%引き下げと債券買い入れ措置の6ヶ月延長を決定。ただ、市場が期待したほどの規模ではなかったことが失望感につながり、欧米株は全面安。これを受けて日経平均も朝方から売り優勢の展開、一巡後も今晩控える雇用統計を前に積極的な押し目買いは入らない状況となっている。業種別では、33業種全ての業種が下落。
個別では、テックビューロと組み金融向けデータ処理システム販売と報じられた【3853】インフォテリアがストップ高まで買われたほか、世界初となる重力式浄水器向けIoT対応非接触型水量センサー開発の【3727】アプリックスが4日大幅続伸。また、前日賑わった中小型株の一角、【9836】リーバイ・ストラウス ジャパン、【3111】オーミケンシが引き続き値を飛ばしている。
後場は様子見を様子見を推奨。やはり今晩の雇用統計を前にどちらかにポジションを傾けるにはリスクが高く、まずは今晩の結果を待ち。週明け方向感を見極めてから再度ポジションを組んでいくのが無難なところだろう。