本日の日経平均株価は435円安と大幅反落。後場も前場の軟調な地合いが継続、売り優勢で始まるとその後もジリ安展開が続き午後14時34分には、本日の安値となる1万9444円54銭(前日比495円36銭安)を付けた。やはり今晩の雇用統計を前に押し目を狙う動きはほぼ見られず終日厳しい展開となった。業種別では、33業種中全てが下落。海運業、不動産業、その他金融業、鉄鋼などが値下がり率上位となった。
個別では、ブロックチェーン技術を有するテックビューロと事業提携の【3853】インフォテリア、「スマート生地」で注目集まる【9836】リーバイ・ストラウス ジャパン、中小型株の一角【3441】山王などがストップ高に。また、食道再生上皮シートの治験届を独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出したと明らかにした【7776】セルシード、A-Beauty(エイビューティ)をグランドオープンしたと発表した【3660】アイスタイルなども買い優勢に。その他、【6178】日本郵政が3日続伸し連日で上場来高値を更新した。
週明けは今晩控える雇用統計次第になるほか再来週はFOMC。15~16日開催を控えており、雇用統計の結果を受けどちらかに一旦大きく動いた場合でもその後はFOMCまで様子見ムード、ややこう着感の強い相場展開となるような気がする。現状はもう一段の下げを想定しつつ様子見、ジリ安局面は手を出さす本日のような急落局面が再度あった場合のみ徐々に押し目を拾うイメージでいくのがベストかと思う。