前場の日経平均株価は203円安と大幅反落。前日の米株安を背景に寄り付きは小幅安スタートもすぐさま切り返しプラス転換。ただ、買い一巡後は前日同様上値の重さが意識され値を消すと中盤から一気に値を崩し節目の19,500円を割れて前場を終了。主力中心に売りが膨らんでいる状況だ。業種別では、水産・農林業、空運業の2業種のみの上昇。一方、鉱業、石油石炭製品、鉄鋼、非鉄金属などが値下がり率上位となっている。
個別では、ポリゴンデータ編集システム「STL 工房2」を来年1月に発売開始すると発表したことが買い材料視され【4640】アンドールがストップ高。日本経済新聞が「ルネサスエレクトロニクスは、あらゆるものがネットにつながる「ＩｏＴ」分野でソフトウエア企業4社と提携する」との報道から関連企業【4770】図研エルミックがストップ高、【4813】 ACCESS、【3858】ユビキタスなども買い優勢に。また、中小型株の一角【3004】神栄、通信機器の設定ミスを検知するソフトを発売と報じられている【3356】テリロジーなどの上昇も目立っている。
先物では一時マイナス300円超まで下げ幅を拡げ後場は一段安警戒。押し目狙うのも悪くないが今週はSQ、来週にはFOMCを控えやや慎重に、数回に分けつつ拾うのベストかと思う。
