本日の日経平均株価は191円安の大幅続落。後場の日経平均は後場寄りこそ下げ幅を縮小する場面もあったものの、戻りは鈍くその後はもみ合い。中盤以降は週末SQ算出を控え、ポジション調整の売りも広がり一時は本日安値を更新。引けにかけてやや戻すも戻りは限定的だった。業種別では、石油石炭製品、その他金融業、鉱業、輸送用機器などが値上がり率上位に。一方、保険業、医薬品、食料品、水産・農林業などが値下がり率上位となった。
個別では、ブロックチェーン技術を有するテックビューロと事業提携を材料視のほか、前日に「Handbook」4年連続シェトップを好感され一時急伸した【3853】インフォテリアが後場ストップ高まで買われたほか、中小型株の一角【9478】SEホールディングス、信用規制解除明けの【6094】フリークアウトなどが一段高に。また、中国のPM2.5問題からの思惑から【4657】環境管理センター、【3004】神栄、【6848】東亜ディーケーケー、【7963】興研など、関連銘柄とされる銘柄の急伸が目立った。
明日も引き続き週末メジャーSQを前にした先物主導でのボラティリティの高い動きを警戒。本日賑わったPM2.5関連のテーマ株や材料・中小型株をメインにした短期売買に徹するのがベスト。主力など既に2日大幅続落し、更に明日も3桁安のようなら押し目買いの好機になる可能性も十分だが、SQを控えてることも忘れずに慎重いきたいところ。