前場の日経平均は8銭安と小幅反落。前日の米市場が原油先物価格の下落を嫌気し反落、これを背景に日経平均も小幅安スタートとなった。一巡後は一時プラス圏に浮上した場面もあったが積極的に上値を追うには材料不足。その後は前日終値を挟んでのもみ合い。また、年末休暇で市場参加者も限定的となっている。業種別では、パルプ・紙、海運業、電気・ガス業、鉄鋼などが値上がり率上位に。一方、ゴム製品、食料品、小売業が値下がり率上位に。
個別では、自動運転関連の一角【3663】アートスパークが大幅上昇で連日の年初来高値を更新。前日関連銘柄が全体的に軟調だった民泊関連の【8889】アパマンショップが反発、【8909】シノケングループ、【3236】プロパストなどが続伸、堅調に推移している。また、介護&ロボットがテーマの【6977】日本抵抗器製作所が前日の人気継続、大幅上昇と値を飛ばしているほか、直近IPOの【3927】アークン、子会社フクロウがエーネットと開発業務委託契約を締結した【2721】ジェイホールディングスなどがストップ高となっている。
市場は閑散とし、積極的な上値を追う材料も不足している状況なだけに後場も前日終値を挟んでのこう着感の強い相場展開となる可能性が濃厚だ。物色も引き続き個人主体での人気のテーマ株、中小型株中心となると思われる。本日は引け後に郵政3社がTOPIX組み入れが予定されており、前場マイナス圏推移だがその動きに注目!